私は長年 建築模型を製作してきました マンションの販売センターなどで「完成したらこんな建物です」 といって
見せられるアレです この建築模型というものは建築図面を元に窓1個からドア1枚まで全部手作り&塗装の世界です
プラモデルのように製作キットがあるわけでもないので、部品は全て完全オリジナルで作らなければなりません
例えば外壁タイルが この壁紙のような感じだったとするとABS板にタイル目地を刻んでから 最低でも白と薄い黄色、
薄い橙色の3色の色を使ってそれをランダムに塗装する必要があります。「部品がない だったらもちろん自作するまで」
今まで模型製作で苦労した技術は現在の住宅関係の補修、修理のルーツになっています。
アイデア溢れる当社は最近はトライクも製作しています インスタです 良かったら いいね!お願いします
※お知らせ2021よりYouTube活動始めました 修理DIYモノづくりチャンネルです 良かったら覗いて下さい。
私は 今までいろいろな門扉、カーゲートなどを修理してきまして 私が感じた事を書きます それはこの週宅エクステリア
業界の製品の修理に対する認識の低い点(メーカー、ユーザー両方)
車の業界と比較すると 分かりやすいのですが 車の調子が悪くなったら当然修理屋さんに見てもらいますよね その時
「あーこれ直すのは難易度が高いから直せないなぁ」 と言う車屋さんがいたとします 車業界の場合 その車屋さんは
直せない、直さない=修理の仕事を放棄=売り上げが0という事になってしまうので、何とか頑張って直す傾向にあります
ところが、この住宅、建設業界においては、工務店は そもそもメーカーから<修理>の教育を受けていないので
「あーもうコリャ直せないなぁ」の後に 新品のパンフレットが出てきて「ところで最新式は こうで…」と営業マンに
早変わり つまり「直さない」=売り上げが0どころか 撤去+新品取付工事と2倍の仕事が待っているのです。
なぜかと言うと車の業界は熟成していて 車の購入の際にもディーラーその他多様な窓口が存在する一方、
メーカーも全ての車種の修理部品と整備マニュアルを準備して車屋さんを教育しています しかし この業界は
購入窓口が少なく、修理経験の無い工務店から修理提案は出るはずも無く= 「直せないと言った工務店から
わざわざ新品を購入」 この公式が成り立ってしまっているので これからもこの「直さずde仕事2倍」の商売の
やり方は続いていくのだと思います。
だけど それが現在のこの業界の通例となっているので私個人のボヤキとしておきましょう(笑) まあ このHPを
見た方に 「へえーこんなマニアックな修理バカもいるんだ」と記憶してもらえたら それだけでイイです。
武島 英巳