<DIYでツーバイフォー材を利用してベッド製作のススメ>
天井格納式ベッドの販売促進戦略のひとつとして 工務店、大工さん、DIY好きな方向けに
これから順次当該ベッド製作の手順を公開していきます。(社会的認知度を上げるのが目的です)
私は ベッドを製作販売していますが家具屋ではなく機械屋(昇降システム装置屋)なのです。
下記ベッド製作について不明の点があれば お気軽にメールでご質問下さい。
多くの方が理解できるように このページを改良するために役立たせていただきます。
ここでは、先ず最初に通常の床設置のベッドを製作する手順を説明します。ベッドは棚などの小物に対して相手が大きいので=(的が大きい)
ネジの取りつけがシビアではなく実は簡単なのです さらにホームセンターに行くとツーバイフォー材が販売されており必要な寸法でカット
してもらえるので、これを利用すれば材料はそろってしまいます。
まずは基本的なことから | |||
ツーバイフォー材について (呼び名) → |
2×4はツーバイフォーと読み 2×10はツーバイテンと読み 1×3はワンバイスリーと読み 部材の断面の形状が異なります 以下の通りとなります |
コースレッドとは?↓ | インパクトドライバーとは?↓ |
ツーバイフォー材の 断面の寸法→ |
2×4材 断面38mm×89mm 2×10材 断面38mm×235mm 1×3材 断面19mm×63mm |
大工さんが木工用に使用する +ネジの事です 釘の3倍の 保持接合力があるといわれています。 コースレッドの打ち込みには インパクトドライバーが必要です |
回転力に打撃的な力を 加えてネジを強力に 材料に締め込む工具です (日立製、マキタ製がベター) |
ここで説明するベッドの大きさは標準的なシングルベッドのサイズで外形1000m×2080mm 高さは30センチです
外装材の板厚み38mmなのでベッドの内寸は924mm×2004mmとなります。
(内容を理解すればお好きな寸法のベッドが作れます)
合計2枚
合計4本
合計24枚
(節や反りなどあるので
2~3枚予備あるとベター)
合計4本
4×24=96本
4×8=32本
6×4=24本
合計56本
インパクトドライバー
+2番ビット
厚さ10mmの板
組立て手順
1.【外枠の製作】 先ずabの内側に後でefを合わせるためのスミを書いておく、次にabcdをコースレッド(長さ100mm)で接合する
(上面 外面の面を合わせながら 1箇所 4本づつ※注意ポイント4角が上から見て きちんと直角になっている事)
2.【スノコの製作】 前記スミにefの中心を合わせながらabの下面合わせにて接合し、上記スノコ詳細図を参照して27mm離して1枚目を 取り付ける
2枚目以降は、隙間19mm=板厚なのでなるべく反りのない1枚を あて木として縦て挟んで使用し、且つ10mmの離れを維持してスノコを完成させる。
(※注意ポイント ベッドの内寸は2080-38-38=2004mm 27+(63mm×24枚)+(19mm×23)で1949となり 最後は計算上28mm となるが
板の曲がり等あり なかなか計算通りにならない 4~5mmずれても構わない。)
3.【足の取付】 hをcの端部の真下に立て向きに位置決めして、コースレッド6本にて取り付ける。abは床から65mm浮いている状態となる。
この65mmの浮きは重要でベッド下の通気性確保、運搬時の指の入る隙間 そして就寝時efの4~5mmのたわみ(スプリング代わり)のためである。
4.マットを敷いて完成(オススメは西川ムアツふとん910×2000mm 厚さ80mm)
本ベッドの特徴は aヘッドボードbフットボードが2×10材を使用しており非常に頑丈、希望に応じて宮棚、本棚などをつけてもビクともしません。
最近の市販のベッドはabが割と華奢に製造されているケースが多いようで、ここまで頑丈なヘッドボードとフットボードはめったに存在しません。
なので床置きの とにかく頑丈なベッドが欲しい方は ここまでの工程で 「滅多にない頑丈なベッド」としてご利用いただけます。
本ベッドは構成が非常に簡単であるため自分の好きなように寸法のアレンジが可能ですが 一つだけ注意点があります。
ベッドを高くしたい場合は hの足を長いモノに変更すれば好きな高さに変えられますが、限界まで低くしようとして足をつけない場合や
h=150mm以下ではefが直接床に接触してたわまないため非常に硬い寝心地となります ご注意下さい。
さて 天井格納式ベッドに改造するには?
(HOME動画の品川設置、九州設置を参照)
2.a.bの外側.に三角形ガイドレールをつける
3.柱を立て外レールをつけて
4.重りをつけてベッドを吊り上げる。
上記手順でベッドが天井格納式ベッドに進化します。言葉で説明するとわずか4項目ですが おそらく最強難度のDIY商品かもしれません。
これから もっと分かりやすくどんどん文章を書き加えていこうと思っています。
左側が(撮影のため上下反転)天井用柱固定具 厚さ6mmの鉄製アングルを溶接で接合して極めて頑丈に製作しています。
ベッド昇降用にはベアリングが取り付けられます。
右側が床用柱固定具(木製 ラワン材)人間が触れる箇所は
なるべく木を使用しています。
(鉄骨階段に置いているので 見えづらくてすみません)
三角形に見えるのが ベッドの外側のガイドレールで角パイプとLアングルで構成されています。 長方形のモノはウエイトケースで中に見える鉄板の枚数を増やしてベッドとバランスを保ち簡単に上げ下げさせる構造です。